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観劇
「観劇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
観劇の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
、来る十五日の会合につき問合はありたるも断わる。 ◯松竹事業部野口氏よりの招宴と
観劇もまた断る。病気ゆえなり。 ◯帆苅氏来宅、「報知新聞」が来る八月十三日より夕....
「めでたき風景」より 著者:小出楢重
住宅とビルディングとアトリエの中をズボンと靴で立ちつくしているものたちが、時たま
観劇に誘われて見ると、東京の劇場は靴のままの出入りだから幸福だが、大阪では通人の....
「ジロリの女」より 著者:坂口安吾
のために貧乏であった。必死に稼がなければならないのである。 そして私は、衣子を
観劇などに誘っても応じてくれる見込がついたときに、彼女の趣味を発見することに注意....
「街はふるさと」より 著者:坂口安吾
、好奇の眼差で凝視していた。グラスに手をふれることも忘れて。 礼子の言葉に短い
観劇をさえぎられて、いさゝか苦笑してグラスをとりあげたが、 「礼子さん。新しい恋....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
六という年になった。仕事に就く気持もないし、彼を使ってくれる人もない。だらだらと
観劇したり岡場所を漁ったりして通がっているだけだった。 田舎では多久の一族だが....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
り娯楽を与え、またその機会に情操を養い、煩雑な日々の生活の中にも潤いのあるよう、
観劇、旅行、会食等、すべて上品な趣味のものを選ぶこと。 七、常識を養い、教養を深....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
の磔刑に処せられる芝居を見たこと。四谷の桐座へも行ったこと。その頃は何かというと
観劇である。それで見ても母の好みのほどがどうであったかが窺われる。 先ず鶴見が....
「演劇への入口」より 著者:岸田国士
立は、今や、時代の趨勢である。東京都が数年前から、「都民劇場」の名で、会員制度の
観劇グループを作り、目ぼしい公演を選んで入場料の一部負担を実行しているのは注目に....
「露の答」より 著者:坂口安吾
一人、女児で、折葉という。五郎兵衛は折葉を愛すること一方ならず、散歩に、酒席に、
観劇に、訪問に、影の形に添う如く手放したことがない。折葉はこの物語の主要なる人物....
「安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
天的にも、シャッポもかぶらず、アロハをきて、かの怖るべき理性的存在と一しょに東劇
観劇とシャレたそうだね。時は昭和二十三年盛夏、アロハは流行の花形だものな。マーケ....
「水晶の栓」より 著者:新青年編輯局
た。 ビクトワールの話によると、ドーブレクは今夜八時半にある婦人と会見し、共に
観劇に行くらしい。 『二ヶ月|前の様に桝を取っておきますが、留守中|盗賊に見舞わ....
「イプセン百年祭講演」より 著者:久保栄
な劇場が、いずれもイプセン劇の模範興行を行うそうで、二十日当日には、首府オスロへ
観劇に集るもののために、汽車の賃銀割引までが計画されていると聞きます。 これは....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
狗舞 千歳座見物 五代目菊五郎――青木活版所――菊五郎の部屋――流暢な江戸弁――
観劇の不良学生 鳥熊の芝居 東京の小芝居――本郷の春木座――入場料六銭――木戸前....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
ーストラリアにおいて会食し、かつ演劇をみるの好意をかたじけのうす。海外においての
観劇は、これを第三回とす。市川氏にはさきにインド・ボンベイにおいてはじめて相知り....
「明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
史劇「花王丸」当選して、一番目に上演。 ○六月十七日、歌舞伎座にてコッホ博士歓迎
観劇会を催す。 ○九月、川上音二郎の妻貞奴、女優養成所を開く。第一回の入学生は森....