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観念連合
「観念連合〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
観念連合の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
。ここで天才的(?)想像力や警抜や着想や洞察と見えるものは、実は狂奔観念や安直な
観念連合や、又安易で皮相な推論でしかなかったのである。
こうした繊細な弱点も、....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
学的理論の代りに妄想の体系をでっち上げたり、理論的分析の中に、平気で詩的文学的な
観念連合の一鎖をはめ込んだりするのである。科学的概念で分析する代りに文学的表象で....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
併し対立は矢張り対立たらざるを得ないわけだ。そこで社大党では、人民戦線と労協とが
観念連合の習慣に置かれて了って、人民戦線といえばすぐ労協を思い出すのだ。又労協を....
「辞典」より 著者:戸坂潤
た(但しこの心理学はディルタイの所謂「記述的分析的心理学」であって、自然科学的な
観念連合心理学のことではない)。ディルタイの精神科学論は、その重心を、心理学の理....
「科学的精神とは何か」より 著者:戸坂潤
示唆と啓蒙と教育とに関するからである。 でつまり第四には、単に出来る限り自由な
観念連合を与えるような示唆のために、又夫々の問題について常識として又学界常識とし....
「哲学の現代的意義」より 著者:戸坂潤
改めて文学の思想性ということが注目されるようになった。文学の社会性というものとの
観念連合に於てである。従来の文壇的文学に所謂思想性が果して無かったか、それとも実....