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観楓
「観楓〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
観楓の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
かな所です。上は大名旗本から下は職人商人まで身分不相応に綺羅を張り、春は花見秋は
観楓、昼は音曲夜は酒宴……競って遊楽に耽っております。山海の珍味、錦繍の衣裳、望....
「妾の半生涯」より 著者:福田英子
》に打ち乗り、岡山有志家の催しにかかる慰労の宴に臨《のぞ》まんため、岡山公園なる
観楓閣《かんぷうかく》指して出立《いでた》つ。 この公園は旧三十五万石を領せる....
「仇討姉妹笠」より 著者:国枝史郎
そういうお八重を松浦頼母は、嘲笑いの眼で見詰めたが、 「去年の秋御殿で催された、
観楓の酒宴以来|其方と主税とが、恋仲になったということは、わしにおいては存じて居....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
さむ。うらやましくはないだろうか、故国園遊の杯をあげて吟詠する人よ、東京と京都で
観楓の遊覧をきそっているだろう。) 二十一日、晴れ。風寒きも日暖かなり。市街は....
「猪鹿蝶」より 著者:久生十蘭
んざら嘘でもないのよ。ただし、志貴子をまごつかせようというのは、それがすんだ後の
観楓亭の跡見の茶会のほうなの。 もちろんよ。すぐ乗ってきたわ。「そないなパァテ....