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観音寺
「観音寺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
観音寺の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
けを慄《ふる》えながら解いて居る処へ、通り掛った者は、藤心村《ふじごゝろむら》の
観音寺の和尚|道恩《どうおん》と申しまして年とって居りますが、村方では用いられる....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
豊島区千早町二ノ一七 朝永良夫殿(甥) 同居中 永田徹郎殿 香川県
観音寺海軍航空基地気付 ウ三三八士官室 永田朝子殿(娘) 永田正徳殿(婿....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
し、追々馬は皆観音の眷属としたのじゃ。『天正日記』に奉行青山常陸介の衆の馬、浅草
観音寺内に乾《ほ》した糒《ほしいい》を踏み散らし、寺家輩と争論となる、常陸衆、観....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
る。臥竜山《がりゅうさん》の山上にもう一つ秀吉の横山城――それから佐々木六角氏の
観音寺の城、鏡山、和歌で有名な……鏡の山はありとても、涙にくもりて見えわかず、と....
「日和下駄」より 著者:永井荷風
かっぱ》ほしわたし思河《おもいかわ》のよるべに芥《あくた》を埋《うず》む。都府楼
観音寺唐絵《とふろうかんのんじからえ》と云はんに四ツ目の鐘の裸《はだか》なる、報....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
一巻。 定賓律師飾宗義記九巻。 補釈飾宗記一巻。 戒疏二本各一巻。
観音寺高律師義記二本十巻。 南山宣律師含注戒本一巻及疏。 行事抄五本。 ....
「澪標」より 著者:外村繁
さ》山脈と呼ばれている。その一峰に、往昔、近江守護、六角、佐佐木氏の居城のあった
観音寺山がある。その山頂にある
観音寺は西国第三十三番の札所である。西方の一峰は明....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
どの家庭でも悦ばれるでありましょう。他では見かけない品であります。 この庄内に
観音寺と呼ぶ村があります。正月に市日が立ちまして、それは賑わいます。深い雪の中で....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
が濃かった。しかも従う兵は、半分以下にまで減っている。 が、その夜は、六角領の
観音寺城泊り。眠るだけはよくやすまれた。 問題はつぎの日だった。 ――愛知川....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
から甲賀へ打って出た石堂、仁木の党は、直義の党と合して、佐々木一族の六角|信詮を
観音寺城に攻めて殺した。――この狂瀾に尊氏もじっとしていられず、自身、近江へ駈け....