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角倉
「角倉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
角倉の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「報恩記」より 著者:芥川竜之介
もん》の本宅です。同じ渡海《とかい》を渡世にしていても、北条屋は到底《とうてい》
角倉《かどくら》などと肩を並べる事は出来ますまい。しかしとにかく沙室《しゃむろ》....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
が畢ってから、渋江氏は台所町の邸を引き払って亀沢町に移った。これは淀川過書船支配
角倉与一の別邸を買ったのである。
角倉の本邸は飯田町黐木坂下にあって、主人は京都で....
「高瀬舟縁起」より 著者:森鴎外
京都の高瀬川は、五条から南は天正十五年に、二条から五条までは慶長十七年に、
角倉了以が掘ったものだそうである。そこを通う舟は曳舟である。元来たかせは舟の名で....
「和算の社会的・芸術的特性について」より 著者:三上義夫
南の看板を掛けて教授し門人も多かったという。その門下からでた吉田光由は洛西嵯峨の
角倉家の一族にして、著わすところの『塵劫記』は極めて広く行われた。この書はわが国....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
も、元は決して、下賤の業の呼び名ではなかったのである。
また大町人の根を洗うと
角倉素庵でも、茶屋四郎次郎でも、灰屋紹由でも、みな武家出であることも一致している....