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角内
「角内〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
角内の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「玄海灘密航」より 著者:金史良
南朝鮮多島海の離れ小島にぞろぞろと卸して影をくらますことさえあるそうである。兎に
角内地へ渡って来たのは来たが、皆はひどい船酔いと餓えに殆んど半死の有様で、夜が明....
「血の文字」より 著者:黒岩涙香
打眺む、目科は猶も失望せし体にて「実は己が余り粗匆しく聞て行たから悪かッたよ、折
角内儀の言伝を受て、先の番地を忘れるとは、爾々お前若しあの人の番地を覚えて居やア....
「支倉事件」より 著者:甲賀三郎
住所は分っていますか」 石子は聞いた。 「えゝ、分ってるには分っていますが、折
角内済になっているのですから――」 谷田は口籠った。 「大丈夫ですよ。会社の方....
「百姓弥之助の話」より 著者:中里介山
之助の植民地に近いあたりの農村状態はすべて平板へ平板へと進んで行って、表面は兎に
角内容生活は少しも向上したとは思われない、のみならずいよいよ唯物的に流れ流れて、....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
度、三人の切地《きれじ》、さや形ちりめん六尺遣申候。一、二、三。印付け可遣候、折
角内密之取計い専一に存申候
井上出雲守が頷いて
「祈祷に用いる、肌付の品々、....