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言い囃す
「言い囃す〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
言い囃すの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「玉藻の前」より 著者:岡本綺堂
刃傷事件は単に本人同士の意趣ではなく、忠通、頼長兄弟の意趣から導かれたかのように
言い囃す者も出来た。頼長は別に気にも留めなかったが、この頃いちじるしく神経質にな....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ども、鷹に敵する鳥はない橿鳥とても児で足らぬ時は自分も鷹の餌となるを懼るるんだと
言い囃す、青橿鳥これを聞いて無明の業火直上三千丈、たちまち飛んで古木のシカモール....
「山県有朋の靴」より 著者:佐々木味津三
ものまでが、やれ狂介|権助丸儲けじゃ、萩のお萩が何じゃ、かじゃと、つまらんことを
言い囃すようになるんじゃ。怪しからん。今からすぐにいって、しかと談じ込んで参れ」....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
、もういさぎよく笑顔を作っているしかなかった。 妓たちは、朱唇をそろえて、まず
言い囃す。 「どうした風の吹きまわしなんでしょう?」 「伊吹さまと師直さまの、お....