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言付ける
「言付ける〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
言付けるの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「新生」より 著者:島崎藤村
と節子は繁を制《おさ》えながら言った。
「泉ちゃんが打《ぶ》った――」と繁は父に
言付けるようにして泣いた。
兄の子供は物を言おうとしても言えないという風で、口....
「家」より 著者:島崎藤村
ることの出来ないものに成っている。お種は絶えず娘の保護を怠らないという風で、物を
言付けるにも、なるべく静かな、解り易い調子で言って、無邪気な頭脳の内部を混雑させ....
「塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
と云ったっけなア、助けて来たから多助か、多助や、これは家の悴だから又いろ/\用を
言付けるから」 多「へえ、若旦那様でがんすか、ハア今夜は貴方の父様に助けられやし....
「粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
てませんのにさ」 伊「あの刀に就いて少し心に当る事があるから、師匠気の毒だが船を
言付けるから一緒に万年町まで往ってくれないか」 正「へえ、何処へでも往きましょう....