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言値
「言値〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
言値の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「松と藤芸妓の替紋」より 著者:三遊亭円朝
いゝ、其方へ踏込まんように」 車夫「えゝ御新造様有難う、何うも閑で仕様のねえ処へ
言値で乗っておくんなすって、おまけにお酒やなんかア、まアおいしい物で御飯を頂くな....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
の利溌でない本ずきが、あとで継母になったマダム・ボレルという女に「マダム正直者の
言値は一つしかありません」と云って、かけ引をする女の前から布をしまってしまったと....
「雁」より 著者:森鴎外
買うと仰ゃいましたが、おことわり申したのです」と云う。偶然僕は工面が好かったので
言値で買った。二三日立ってから、岡田に逢うと、向うからこう云い出した。 「君はひ....