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言抜け
「言抜け〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
言抜けの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「光と風と夢」より 著者:中島敦
よりの返書、漸《ようや》く来る。子供っぽい傲慢《ごうまん》と、狡猾《こうかつ》な
言抜け。要領を得ず。直ちに、再質問書を送る。こんないざこざは大嫌いだが、土人達が....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
「お連れがおありなさるの」 「いいえ……」 と言ったけれども、それは甚だまずい
言抜けに過ぎません。 「もし、御用がないのなら済みませんが、そこまで、わたしと一....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
危険極まりない敵――スペイン離宮に巣を張るクモとは正反対な人間だった。二人とも、
言抜けの大将であり、延引の愛好者であったけれど、フィリップ王の鉛色の足は瀕死の生....