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「言挙げ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

言挙げの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
宗教――それらの異国の借り物をかなぐり捨て、一切の「漢ごころ」をかなぐり捨てて、言挙げということもさらになかった神ながらのいにしえの代に帰れと教えたのが大人だ。....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
翁の前に自分を持って行った。 宣長の言葉にいわく、 「古の大御世には、道といふ言挙げもさらになかりき。」 また、いわく、 「物のことわりあるべきすべ、万の教....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
ことである。あの宣長翁であったら、おそらく理を知り、理を忘れるところまで行って、言挙げということもさらにない自然ながらの古の道を一層明らかにされるであろう。 ....