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言条
「言条〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
言条の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「あらくれ」より 著者:徳田秋声
で、何かお島にできるような商売をさせようと云うのが、浜屋の考えつめた果《はて》の
言条《いいじょう》であった。春の頃から、東京から取寄せた薬が利きだしたといって、....
「三四郎」より 著者:夏目漱石
きな声を出して笑った。三四郎にもばかげているところがすこぶるおかしいんだが、母の
言条《いいじょう》が、まったく事実を離れた作り話でないのだから、そこに気がついた....
「血の文字」より 著者:黒岩涙香
ません、首切台は知て居ます、はい私しは人を殺したから其罪で殺されるのです」彼れの
言条は愈々出て愈々明白なり、流石の目科も絶望し、今まで熱心に握み居たる此事件も殆....
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
あらで、まさしく分別の上と思えば、驚きはまた胸を衝く憤りにかわりつ。あまり勝手な
言条と、罵倒せんずる言のすでに咽もとまで出でけるを、実の娘とも思う浪子が一生の浮....