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言行一致
「言行一致〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
言行一致の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
「自由」も生憎《あいにく》杯の中に多量の水を混じている。しかも大抵はたまり水を。
言行一致
言行一致の美名を得る為にはまず自己弁護に長じなければならぬ。
....
「酒中日記」より 著者:国木田独歩
た倫理を受持っているので常に忠孝仁義を説かねばならず、善悪邪正を説かねばならず、
言行一致が大切じゃと真面目《まじめ》な顔で説かねばならず、その度毎《たびごと》に....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
篇が好いといった。 これらの言を聞いた後に、抽斎の生涯を回顧すれば、誰人もその
言行一致を認めずにはいられまい。抽斎は内徳義を蓄え、外誘惑を却け、恒に己の地位に....
「創作余談」より 著者:太宰治
あろうが、いやいや、レニン先生を、と言いたいところでもあろうが、この作者、元来、
言行一致ということに奇妙なほどこだわっている男で、いやいや、そう言ってもいけない....
「剣侠」より 著者:国枝史郎
…何の咎で?」 「裏切りいたした手下ゆえ」 「はあ」 「憎むべきは裏切り者。……
言行一致せざる奴。……」 「はあ」 「失礼ながら貴殿のご姓名は?」 「ス、杉浪之....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
行は、決してヤソ教中に説くところのものに下れるにあらず、ただこれを広むる人、その
言行一致せざるのみ。これ人の罪にして、教の罪にあらず。ゆえに、今日の急務ただその....
「ソクラテス」より 著者:新渡戸稲造
して、すべての他の偉人にも増して、これが尊崇の念を禁じ得ないのである。 二 真に
言行一致の人 ソクラテスの伝記書類は随分数多く読んだけれども、私の伝記研究は、....