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言詞
「言詞〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
言詞の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「相対性原理側面観」より 著者:寺田寅彦
しかしこの「理解」という文字の意味がはっきりしない以上は「理解しにくい」という
言詞の意味もきわめて漠然としたものである。とりようによっては、どうにでも取られる....
「量的と質的と統計的と」より 著者:寺田寅彦
じ」という概念の上におおいかかった黒雲のために焦点をはずれた写真のように漠然たる
言詞となって来た。このような、これに関連したあらゆる物理学概念の根本的な革命は ....
「小さな出来事」より 著者:寺田寅彦
宅へ来る時には、きっと何か一つ二つ皮肉なそして私を不愉快にするような暗示に富んだ
言詞を用意して来るように見える。そして話しているうちに適当あるいは不適当な機会を....
「浅草紙」より 著者:寺田寅彦
に似ないという事ではない。」「最大の天才は最も負債の多い人である。」こんな意味の
言詞が思い出された。 それからまたある盲目の学者がモンテーニュの研究をするため....
「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」より 著者:寺田寅彦
時代に帰り、原始人の眼をもって自然を見る事が必要である。こういう主張は実は単なる
言詞としては決して新しいものではないだろうが、日本画家で実際にこの点に努力し実行....
「雑感」より 著者:寺田寅彦
る熱愛をもっていれば、それは自然に生徒に伝染しないはずはない。実例の力はあらゆる
言詞より強いからである。 すべての小学校、中学校の先生が皆立派な科学者でなけれ....