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「言語学〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

言語学の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
に就いて』かファイストの『独逸語史料集』でも」 「遺憾ながら、それは存じません。言語学の方は、のちほどお報せすることにいたします」と鎮子は案外率直に答えて、その....
火山の名について」より 著者:寺田寅彦
ごとく信用するとすれば自分の企てている統計的研究の結果が、できたとしても、それは言語学的に貢献することは僅少となるであろう。しかし自分の見るところではこれらの伝....
メールストロムの旋渦」より 著者:佐々木直次郎
(8)Athanasius Kircher(一六〇一-八〇)――ドイツの数学、言語学、考古学の学者。 (9)バルチック海の北方の海。 (10)向い風のために帆....
外来語所感」より 著者:九鬼周造
民衆は賢明であるから不用な外来語は時の経過と共に廃滅する。こういうのである。この言語学上の事実は私もある程度において認めはするが、この事実を理由として外来語の統....
獄中消息」より 著者:大杉栄
井延著、社会経済学。福田徳蔵著、経済学研究。文芸全書(早稲田から近刊の筈)英文、言語学、生理学(いずれも理化科学叢書の)、科学と革命(平民科学叢書の)、ワイニフ....
勉強記」より 著者:坂口安吾
思議な学者と近づきになった。 この学者はゴール共和国のラテン大学校の卒業生で、言語学者であった。東洋の二十数ヶ国語に通じているという話なのである。鞍馬六蔵とい....
言葉の不思議」より 著者:寺田寅彦
ともおのずからいくぶんの縁故を生じて来るのである。 こんな物ずきな比較は現在の言語学の領域とは没交渉な仕事である。しかし上述のいろいろな不思議な事実はやはり不....
あるニュウ・フェイスへの手紙」より 著者:岸田国士
を現在の日本にあてはめて考えることはできないでしょうか? 現代日本語の性格は、言語学的な形式論だけで説明しきれない、どこか、現代日本人の性格の、そのままの現れ....
短歌の詩形」より 著者:寺田寅彦
とウィットを想わせるものがあると思う。以上のような読み方をするのはアカデミックな言語学者から見れば言語道断な乱暴な所業であるに相違ない。しかし古代の人間は文法も....
翻訳遅疑の説」より 著者:神西清
に陥らずに済むか済まぬか、答は恐らく現在のところでは否であろう。僕は念のため或る言語学者に質《ただ》してみたことがあるが、彼もやはりそれが日本語の本質だと答えた....
チェーホフの短篇に就いて」より 著者:神西清
を、彼は何も戯曲の中だけでやったのではないのである。 彼の行文は明晰で平明だ。言語学者の眼から見ると、殆んどスラヴ語のニュアンスを欠いているとさえ言われている....
神代史の研究法」より 著者:津田左右吉
ぬ場合には、それを推知するには明に科学的方法が具わっている。即ち比較解剖学・比較言語学上の研究を主とし、それを補うにその民族に特殊なる生活上の根本条件、民族心理....
日本歴史の研究に於ける科学的態度」より 著者:津田左右吉
ことのできない学問上の知識、例えば日本及びその周囲の民族に関する考古学・民俗学・言語学などの研究の結果が重要なるやくわりをもっていること、またシナ及び半島の歴史....
アイヌ語学」より 著者:知里真志保
すが、それが初めて『日本帝国大学紀要第一』に載ったときには、当時東大の教授として言語学の王座を占めていたバジル・ホール・チェンバレン教授が、非常に感激して絶讃の....
「エタ」名義考」より 著者:喜田貞吉
という文字を用いたにも縁がありそうである。 右の二つはただ試みに臆説を述べて、言語学者諸賢の高批を煩わしたいと思うたまでである。かく云えばとて自分は、今以て餌....