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訂
「訂〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
訂の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「Mensura Zoili」より 著者:芥川竜之介
ばよいのです。額縁や製本も、少しは測定上邪魔になるそうですが、そう云う誤差は後で
訂正するから、大丈夫です。」
「それはとにかく、便利なものですね。」
「非常に便....
「或る女」より 著者:有島武郎
んがほんとうに自分の改悛《かいしゅん》を望んでいてくれるなら、その記事の中止なり
訂正なりを、夫《おっと》田川の手を経てさせる事はできるはずなのだ。田島さんもなん....
「親子」より 著者:有島武郎
「はあそうですか。それではこの件はこれでいいのですな」 と附け足して、あとから
訂正なぞはさせないぞという気勢を示したが、矢部はたじろぐ風も見せずに平気なものだ....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
―――――――――――――――――― ここで一言付加えておきたいことは、この改
訂版で若干の補遺と修正を加えたことである。これはその後にこの方面に関して現われた....
「薄紅梅」より 著者:泉鏡花
取った。」 「おおおお念入りだ。」 「そいつが癪に障ったから。――折から、焼芋(
訂正)真珠を、食過ぎたせいか、私が脚気になってね。」 「色気がないなあ。」 「祖....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
活が終りを告げる時で、そこで初めて地上の教会、地上の神学の偽瞞に気がつき、大至急
訂正を試みることになるのである。進歩性の霊魂は、決して呉下の旧阿蒙ではない。かの....
「雑文的雑文」より 著者:伊丹万作
ーケストラを、その人の前で演奏させてみればよい。その人がただちにその半音の狂いを
訂正する人ならあるいは音楽監督を必要としないかもしれない。しかし
訂正する人はめつ....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
講演を聴きに来る。これはファラデーの話し方のまずい所や、ファラデーはその通り全部
訂正はしないが、しかし引きつづいて遠慮なく注意してくれというていた。」 ファラ....
「瘤」より 著者:犬田卯
じていた彼は、事ここにいたって瘤に対し、ないし村民に対しての自分の評価、考え方を
訂正しなければ、自分自身がどんな陥穽にはまるか分らないと考えるようになった。 ....
「米」より 著者:犬田卯
え、四俵――」 「七俵って言ったんだど」と、それまできょとんとして眺めていた勝が
訂正した。 「どれとどれだね。」 「これと、これと、これ……これ……」 俵へ触....
「おばけずきのいわれ少々と処女作」より 著者:泉鏡花
御掲載中の小説は私の書いたものでありますが、校正などに間違いもあるし、かねて少し
訂正したいと思っていた処もありますから、何の報酬も望む所ではありませんが、一度原....
「河伯令嬢」より 著者:泉鏡花
北枝が記しているから、 山中や菊は手折らぬ湯の匂ひ 世に知られたのは、後に推敲
訂正したものであろう、あるいは猿簑を編む頃か。 その猿簑に、 凧きれて白嶺ヶ|....
「広告」より 著者:伊丹万作
生活、全霊が十七字の中にいかに生き切つているかを知つて、私は自分の考えをいくぶん
訂正する必要を感じる。しかし、その残りのいくぶんは依然として
訂正の必要がないとい....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
従って、吉田内閣は、日本の完全独立のために、安全保障条約並びに行政協定の根本的改
訂に、最大の努力をなさねばならぬにかかわらず、吉田総理、岡崎外相は、その都度外交....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
於東京 石原莞爾 昭和四年七月長春に於ける講話要領 昭和十三年五月新京に於て
訂正 昭和十五年一月京都に於て修正 一 戦争の進化は人類一般文化の発達と歩調を一....