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計算書
「計算書〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
計算書の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「道標」より 著者:宮本百合子
きっとこんなこともあろうと、伸子は買物のために泰造からあずかる僅かの金でも、
計算書にして収支を明白にして来た。パリには素子もいる。素子は、自分たちの暮しと、....
「難船小僧」より 著者:夢野久作
に引返すという変りようだからトテモ吾々凡俗には寄付けない。恐ろしく小面倒な動力の
計算書なんかを一週間がかりで書き上げて甲板に持って行くと、「アリガトウ」と云って....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
て、お角さんの社会で普通に行われるのみならず、世界的に公認の闇取引――ではない、
計算書にまで公然と記入して来られる、記入して来られた方が来られないよりも、むしろ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ンボンボンというのをのまされました、それは咳とめよ。ハッカが入っていたようです。
計算書のこと承知いたしました。これとは別にかきます。あの本は本当に面白く、みんな....
「経済学及び課税の諸原理」より 著者:吉田秀夫
ら、その小部分が彼自身の臣民の負担する所となるに過ぎないであろう。
スペインの
計算書は次の如くなるであろう。
以前の生産額
金二五〇|封度《ポンド....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
をさせた。」 チンダルが書いた本には、このときの事情がくわしく出ている。収入の
計算書までも調べたところが中々面白いので、多少重複にはなるが、そのままを紹介しよ....
「審判」より 著者:カフカフランツ
いなかったならば、それに気がついたにちがいなかった。男は気づきもしないで、急いで
計算書や表をありとあらゆるポケットから引出すと、Kの前にひろげ、いろいろな項目を....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
に変じ、秘書官たちと何時間も一室に閉じこもったまま、命令書を読んだり口述したり、
計算書の隅から隅までを鋭い正確さでほじくったりする。と思うと再び突如として文芸復....