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「討入る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

討入るの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
薄紅梅」より 著者:泉鏡花
…世に当百ときこえた、小判形が集まったのを、引攫って、目ざす吉原、全盛の北の廓へ討入るのに、錣の数ではないけれども、十枚で八銭だから、員数およそ四百枚、袂、懐中....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
く来て、漢学や詩文の話を仕合った事である。この小林は文章がよく出来た。 長防へ討入るといっても、海を隔てているから、船でなければならない。もうこの頃は大砲の術....
四十八人目」より 著者:森田草平
めた。彼といえども、最初連盟に加わった時から、一死はもとより覚悟していた。仇家に討入る以上、たといその場で討死しないまでも、公儀の大法に触れて、頭領始め一同の死....
三国志」より 著者:吉川英治
いつか五十四|齢。髪にも時々霜を見る年になったよ。だが諸君、笑ってくれるな。呉に討入るときには、予にも一つの楽しみがある。それはそのむかし予と交わりのあった喬公....