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討論
「討論〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
討論の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
喧噪《けんそう》が残った。思いがけないワーナー団長の冒険計画についての是々非々の
討論が活発に展開していった。賛成者はもちろん少数だった。 「なによりもまず生命の....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
しこの勢力の源泉だけでは到底不十分であるということが、その後これに関して行われた
討論の結果明らかになった(『宇宙の成立』六一頁参照)。ヘルムホルツはマイヤーの仮....
「海底大陸」より 著者:海野十三
博士はうれしくにぎって振った。 むこうでは、シムトン会長が一同にむかい、さらに
討論をつづけられたいと、あいさつをした。 「じゃあ、さっきの議論にかえり、海底超....
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
の住所として作られている。その会堂は礼拝巡礼の場所ではなくて、禅修行者が会合して
討論し黙想する道場である。その室は、中央の壁の凹所、仏壇の後ろに禅宗の開祖|菩提....
「三浦老人昔話」より 著者:岡本綺堂
みえて、これも向き直って答弁をはじめました。むかしの芝居は幕間が長いから、こんな
討論会にはおあつらえ向きです。 権十郎の芸がまずいか、拙くないか、いつまで云い....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
ることは、あとまわしで怪星ガンの構造のほうが、やっかいな問題を起こしてしまって、
討論ははてそうにもない。 このことについて、三根夫少年は、隊長テッド博士から秘....
「海底都市」より 著者:海野十三
僕は見るに見かねて座席を立つと両学生の間へ顔をつき出した。 「たいへん御両所とも
討論にご熱心のようですが、ひとつ僕も中に入れていただいて、乾杯といきましょう」 ....
「地獄の使者」より 著者:海野十三
に集まる検察官と帆村探偵のところへ鑑識課から右の指紋報告の電話が来て、ひとしきり
討論が栄えたあとで、長谷戸検事は、帆村が引続いて取調べを進行させる意志があるなら....
「のろのろ砲弾の驚異」より 著者:海野十三
、博士のことを、そんな人物だとは思わないが、ロッセ氏から、のろのろ砲弾についての
討論を聞いているうちに、だんだんと氏のいうところも尤だと思うようになった。 「な....
「異国食餌抄」より 著者:岡本かの子
も済むからである。 ルクサンブルグ公園にある上院の正門の筋向いにあって、議場の
討論に胃腑を空にした上院議員の連中が自動車に乗る面倒もなく直ぐ駈けつけることの出....
「阿Q正伝」より 著者:井上紅梅
げて一時すこぶる真面目になって話をしたので、趙太爺は晩餐の卓上秀才太爺(息子)と
討論した。阿Qは全くどうも少し怪しい。われわれの戸締もこれから注意しなければなら....
「端午節」より 著者:井上紅梅
のである。続いて彼女は頭をくるりと向うへむけて歩き出した。習慣法に拠れば、これは
討論中止の宣告を表示したものである。 凄風冷雨のこの一日が来てから、教員等は政....
「幸福な家庭」より 著者:井上紅梅
は。……そうだ、この点についてはたしかに多くの人が悩んでいて、ちょうど今いろいろ
討論中である。では家庭を書いてみよう。それはそうとどんな風に書こうかな……そうし....
「バットクラス」より 著者:岡本かの子
て、 「結構な天気じゃないか、奥」 そして彼はあらゆる問題に五分から二十分間位
討論する用意は持って居る。「イギリスがもし注意を欠くなら」という前提で。だが、そ....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
行することを誓います。議会政治は国会を土俵として、政府と反対党がしのぎをけずって
討論し合う、そして発展をもとめるものであります。それには憲法のもと、国会法、衆議....