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訓読
「訓読〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
訓読の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「古代国語の音韻に就いて」より 著者:橋本進吉
て、国語学の研究も追々進み、殊にかような古代の仮名遣のことは『万葉集』など古典の
訓読や解釈というようなことにも非常に関係があることからして、次第に注意を惹《ひ》....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
通である。「逃」をちょうと読むことと、とう」と読むことだけの相違なのです。これを
訓読すれば、「逃げ散る」というのほかはない。 そこで、農奴なる分際のこの晒《さ....
「戯作者」より 著者:国枝史郎
んだ名をみすみす葬ってしまうのは如何にも残念という所から版元蔦屋と相談した末「教
訓読本」と表題を変え、内味は同じ洒落本を蔦屋の手で発行した。思惑通りの大当りで増....
「おばけずきのいわれ少々と処女作」より 著者:泉鏡花
さはいう迄もない。 僕はかの観音経を読誦するに、「彼の観音力を念ずれば」という
訓読法を用いないで、「念彼観音力」という音読法を用いる。蓋し僕には観音経の文句―....
「皇海山紀行」より 著者:木暮理太郎
る。 それから笄山だが、これは『郡村誌』に読方が記入してないので、音読するのか
訓読するのか判然しないが、普通にはコウガイと
訓読するのが間違のない所であろうと思....
「間人考」より 著者:喜田貞吉
男性にはチュウゲン(中間または仲間)と音読することがふさわしく、女性にはハシタと
訓読することの優しく耳に響くので、自然にこの別をなすに至ったものであろう。なおチ....