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「託送〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

託送の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
灰色の記憶」より 著者:久坂葉子
算的になった。 三月になって、私達の学年は卒業した。その時、私の卒業証書も家に託送された。その事実を知ったのは、例の国語の女教師の口からであり、母は証書を私に....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
…もう六刻過ぎであろうに、きょうの騒動で燭台の支度までおくれたか」 と、書面を託送すべくそこを立って、間数を越えてゆくと、ふいに、陰気な夕明りのただよう奥殿に....
私本太平記」より 著者:吉川英治
読んでいた。時親がどこかになお生きていたなども驚きらしい。書面には、秘蔵書全部の託送が正季|宛てに書かれている。その所在は、いぜんの老僕甚内が承知のはずともして....