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「記録所〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

記録所の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
かな十六騎が、南の隅に来てハタと歩みを止めた時に、馬場本《ばばもと》に設けられた記録所から、赤の直垂をつけて太刀を佩《は》き、立烏帽子に沓《くつ》を穿いた侍が一....
ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
栄、我々の栄のため、大切なお定を、 直様、謹んで記録に留めまして、 浄書、封緘は記録所で扱わせます。 どうぞ御親署を遊ばして下さりませ。 帝 それでは一....
三国志」より 著者:吉川英治
列座鴛行鷺序をとりよせて、一人一人、点検してみよう」 董承は思いついて、直ちに記録所へ使いを走らせてそれを取寄せた。 列座鴛行鷺序というのは殿上の席次と地下....
私本太平記」より 著者:吉川英治
飢民を救わせ給うたとも説く。 また、天皇親政このかた、おちこちの新関は撤廃し、記録所を興して、寺社の訴訟も親しく聴かれ、御余暇といえ、学殖のお養い、禅の研鑽な....
私本太平記」より 著者:吉川英治
われて、領米が都へ入らなかったり、寺院と寺院の訴訟だったりだが、なにしろ、朝廷の記録所も、鎌倉の裁きも、いまや訴訟などは、まるきり頼りにならない現状なので、いつ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
め申すべしなど定めたり。かくいふは元弘元年|八月二十四日なり。 雑務の日なれば、記録所におはしまして……。 六波羅両庁と、二条富小路の里内裏のあいだは、まさに....
私本太平記」より 著者:吉川英治
いるし、一人の能登ノ介などに騒ぐには当らぬよ」 そして長年は、二人の弟へ、 「記録所まで来ないか。――今日も各地からの応えが届いているにちがいない」 と、先....
私本太平記」より 著者:吉川英治
みな天皇みずからこれを執る――というたてまえになっていた。 そして、さっそく、記録所 雑訴決断所 侍所(近衛軍) などの機構を設け、恩賞のわりあてだの、....