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訛言
「訛言〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
訛言の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「義血侠血」より 著者:泉鏡花
袖がない! 天も……なんとやらで、なんとかして漏らさず……ですな」 弁者はこの
訛言《かたごと》をおかしがりて、 「天網恢々《てんもうかいかい》疎にして漏らさず....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
ライソ』とか『バンコ』『ドンタク』『テレンパレン』なぞいうような旧|欧羅巴系統の
訛言葉が、方言として多数に残っているようですから、或は、そんなものの一種ではある....
「新釈諸国噺」より 著者:太宰治
と、その昔にはやはり浪花の粋人のひとりであった古老の述懐。 (胸算用、巻二の二、
訛言も只は聞かぬ宿) 遊興戒 むかし上方の三粋人、吉郎兵衛、六右衛門、甚....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
し、その機会をとらえて少しおしゃべりをした。いつも面白い話をもっていた。おかしな
訛言《なまり》で話すので、皆それに笑い出し、アントアネットは真似《まね》ようとし....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
の住民は遊牧民とはすっかり違って言葉の使い方も幾分か都風になって居る。なお地方の
訛言は免れて居りませんけれど……。
そこで買物などをして二里ばかり東南の山中に....