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訪ぬ
「訪ぬ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
訪ぬの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
た縁によりオランダ館を訪ねたのだ。彼予に語る予この日オランダ館へ来なんだら予をも
訪ぬるつもりだったと。彼予に対するにその礼を尽くし彼の領国へ往けばすべての英国人....
「残されたる江戸」より 著者:柴田流星
し得ざった昔の御大将はともあれ、今の都人士にその雅懐を同じゅうしてこの花をここに
訪ぬるは知らず幾人であろう。宵越しの銭を使わぬ江戸ッ児が黄金色の花を愛するなど柄....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
功して、善は急げと急ピッチを上げさせた、これがこの早手の飛ぶ使命の全部なのです。
訪ぬべき当の主《ぬし》は、今し問題の大船にあって、竹生の島の前面に船がかりをして....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ったに違いないと思われる。 今の神尾は、人に訪ねられる身分でなく、ましてや人を
訪ぬる身でない。悪友以外にまじめに訪問を試みたということは、甲府勤番の役向を別と....
「源氏物語」より 著者:紫式部
はどんなふうに映るでしょう。 と書きも終わっていないで次の歌がある。 法の師を
訪ぬる道をしるべにて思はぬ山にふみまどふかな この人をお見忘れになったでしょうか....
「取返し物語」より 著者:岡本かの子
、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏』 蓮如『とこう言ううち、夜半も過ぎた。どれもう一軒
訪ぬるところがある。暇としよう』 源右衛門『もうお帰りでござりまするか』 (おさ....