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設立
「設立〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
設立の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
事ではなさそうだった。ことに時節が時節がら正月にかかっているから、そういうものの
設立にはいちばん不便な時らしくも思われた。木村を利用してやろう。
しかし葉子の....
「予報省告示」より 著者:海野十三
世界暦千九百六十年八月八日 月世界探検に成功する。つづいて世界漫遊飛行会社
設立し、旅行申込者が殺到する。 世界暦千九百五十五年 地球一周が十二時間で出....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
はこの地に(多分誇張されたとは思われる報告によると)蔵書六〇万巻を算する図書館を
設立したことになっている。この時代にかの偉大なアラビア人の天文学者イブン・ユニス....
「灰燼十万巻」より 著者:内田魯庵
八三二年創刊?)の第一号から一九〇五年分までが揃っていた。亜細亜協会は東洋各地に
設立されてるが、就中ベンガルは最も古い創立で、他の亜細亜協会の雑誌よりもヨリ多く....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
となった。二人とも電信が打てるので、通信を担当することとなった。 この研究班の
設立は、各方面へいろいろの反響を起した。 国内では、これを待っていましたとばか....
「伊勢之巻」より 著者:泉鏡花
拝する、かつて当家の主人が、難病を治した名医、且つ近頃三由屋が、株式で伊勢の津に
設立した、銀行の株主であるから。 晩景、留守を預るこの老番頭にあてて、津に出張....
「秋の筑波山」より 著者:大町桂月
に摂社|頗る多し。男体の一角に測候所あり。これ明治三十五年に故山階宮菊磨王殿下の
設立し給へる所、筑波山新たに光彩を添へぬ。然るに、殿下今や亡し。測候所は文部省が....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
ンのに何となく似ているようだ。」 ファラデーの生涯を書き終るに当り、王立協会の
設立や、その他関係の深かった一、二の人について、ちょっと書き添えて置こう。 名....
「瘠我慢の説」より 著者:石河幹明
とも力を致したるは勘定奉行在職中にして一身を以て各方面に当り、彼の横須賀造船所の
設立のごとき、この人の発意に出でたるものなり。 小栗はかくのごとく自から内外の....
「甲州郡内妖怪事件取り調べ報告」より 著者:井上円了
も予にその鑑定を請わんとて、事実の始終を詳細に報道し、かつその実験を兼ねて哲学館
設立の趣旨をその地方の有志者に告げんため、至急出張せられたき旨申し送られたり。よ....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
するために布哇の耕地の買手を捜したり、あるいは文芸上の連絡を目的とする日波協会の
設立を計画したりして渠らのために種々奔走をした。二葉亭はかつてヘルチェンやビェリ....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
贔負の思想を生ずるに至ること。これ、間接の益なり。 また問うて曰く、もし洋館を
設立すれば、洋人果たして来遊するの目的ありや。政教子曰く、今日わが国には洋館らし....
「西航日録」より 著者:井上円了
らず、必ずや学校以外に国民教育の方法を講ぜざるを得ざるを知り、帰朝早々、修身教会
設立の旨趣を発表するに至る。世間もし、余とその感を同じくするものあらば、請う、これを賛助せよ。....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
バートの四市に建設せられ、ブリズベーン市にも新設のことに決定しおり、各州に大学を
設立する方針に候えども、そのいわゆる大学すなわちユニバーシティーは、わが高等中学....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
州事変前から満鉄調査局勤務のため関東軍と密接な連絡があり事変後は満鉄経済調査会を
設立した宮崎正義氏に、「日満経済財政研究会」を作ってもらい、まず試みに前に述べた....