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設色
「設色〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
設色の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「秋山図」より 著者:芥川竜之介
見ると、思わず驚嘆《きょうたん》の声を洩らしました。
画は青緑《せいりょく》の
設色《せっしょく》です。渓《たに》の水が委蛇《いい》と流れたところに、村落や小橋....
「北斎と幽霊」より 著者:国枝史郎
に籠もり近江八景を揮毫した。大事の仕事であったので、弟子達にも手伝わせず素描から
設色まで融川一人で腕を揮った。樹木家屋の遠近濃淡漁舟人馬の往来坐臥、皆狩野の規矩....
「江戸芸術論」より 著者:永井荷風
んしゃ》の空想を動《うごか》すものは稀《まれ》なり。春信の板画は布局《ふきょく》
設色《せっしょく》相共《あいとも》に単純を極む。その人物は製作の年代に従ひ結髪《....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
宮本武蔵ノ画|布袋図ヲ蔵ス、筆法|雋頴、墨色|沈酣、阿堵一点、突々人ヲ射ル。又、
設色馬十二題図ヲ観ル、朱ヲ施シ粉ヲ填ジ、濃厚ヲ極ム、而シテ俗習ナシ、鞍鞭鑑諸具ニ....