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設計書
「設計書〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
設計書の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「空中墳墓」より 著者:海野十三
ンス大学のウッド博士が発明した殺人音波の変形応用なのです。ここに相良氏のプロペラ
設計書類があります。ウッド博士の公式が巧みにつかわれています。これは昨夜、川股さ....
「春六題」より 著者:寺田寅彦
これだけは確実である。力やエネルギーの概念がどうなったところで、建築や土木工事の
設計書に変更を要するような心配はない。 アインシュタインおよびミンコフスキーの....
「映画芸術」より 著者:寺田寅彦
である。そうしてそれが雑然たる群衆ではなくて、ほとんど数学的「鋼鉄的」に有機的な
設計書の精細な図表に従って、厳重に遂行されなければならない性質のものである。しか....
「艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
で辛抱させる訳にもゆかないので、どうしても新しいものを新調する必要があった。その
設計書と経費の明細書とが、博士の上役にあたる博物館長あてに差出された。館長は生物....
「共軛回転弾」より 著者:海野十三
が、この金庫の中に、卿をひどく当惑させるものが待っていた。というのは、予想どおり
設計書が一件ごと別々の袋に入ったものが、三百何十種収められて居り、その袋の表面を....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
かった。
久光は、兄の残しておいてくれた、軽輩の人々の連名を読み、新しい器具の
設計書を見、新しい知識の翻訳書を眺めて、ただ一人、部屋の中に、閉じこもっていた。....