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許六
「許六〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
許六の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「東海道五十三次」より 著者:岡本かの子
ある平地へ出て、家が二三軒ある。 「十団子《とおだご》も小粒になりぬ秋の風という
許六《きょろく》の句にあるその十団子《とおだんご》を、もとこの辺で売ってたのだが....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
って、その場の情景が浮き出していたように記憶している。 「夕顔や一丁残る夏豆腐」
許六の句である。 ある人は洒落て「水貝」などと呼んでいるが、もとより上等の食い....
「俳人蕪村」より 著者:正岡子規
作を斥《しりぞ》けたるにはあらで、むしろその濫用を誡《いまし》めたるにやあらん。
許六が「発句は取合せものなり」というに対して芭蕉が「これほど仕よきことあるを人は....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
ある。かつて一度は同じ連衆に参加した者の間にすら、後々は異説を生じ、越人と支考、
許六と惟然などは互いに罵りまた争っていたのである。後世の追随者には誤解も師説であ....
「俳句の作りよう」より 著者:高浜虚子
他の一つは次章にゆずり、その一つの方をお話ししようと思います。 昔芭蕉の弟子に
許六という人がありました。その人が句作法としてこういうことを言っています。 ある....