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訳名
「訳名〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
訳名の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大衆文芸作法」より 著者:直木三十五
主なる外国の作品を挙げて置こう。未だ我国に翻訳されてないものも多いので、それらの
訳名は、仮に私が付けたものであることを附記して置く。 第一類に属するもの。 ....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
、再び経済学という名称に復したのである。 五七 統計学 スタチスチックスの
訳名が「統計学」と定まるまでには多少の沿革がある。始め慶応三年四月に出版せられた....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
を皮膚病に用い、また蒟醤葉《きんまのは》に少し傅《つ》けて人に噛ませ毒殺す。『翻
訳名義集』に徳叉迦竜王《とくしゃかりょうおう》を現毒また多舌と訳しあるは、鱗蛇に....
「映画雑感(Ⅱ)」より 著者:寺田寅彦
感じをいっそう深くするものはルネ・クレール最近の作品「七月十四日」(パリ祭―この
訳名は悪い)である。この映画も言わばナンセンス映画で、ストーリーとしては実にたわ....
「映画雑感(Ⅳ)」より 著者:寺田寅彦
も匆急の素人仕事で一ぺんにうまく成効したものだという気がした。また「麦秋」という
訳名であるが、旱魃で水をほしがっているあの画面の植物は自分にはどうも黍か唐黍かと....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
テルチ語)位がやや邦名サルに近きを知るのみ。マレイ語にルサあるが鹿を意味す。『翻
訳名義集』に※猴《びこう》の梵名摩斯※あるいは※迦※とある。予が蔵する二、三の梵....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ジコチレス(二凹の義)の学名が附けられ、須川賢久氏の『具氏博物学』などには臍猪の
訳名を用いた。その上牙は直ぐに下に向い出で、猪属の上牙が外や上に曲り出るに異なる....
「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」より 著者:宮本百合子
レイモン・ロマノフやグミリョフスキーのような怪しげな作家たちが、「犬横丁」(日本
訳名、ソヴェト大学生の私生活)のような代物にまとめて売り出した。 「犬横丁」は全....
「十年の思い出」より 著者:宮本百合子
んでかなり感心したことがありました。そしてまた今、「マソー・レンチャンテッド」(
訳名アンネットとシルビー)を読んでおりますが、まだほんの初めですから、はっきりし....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
名ククルス・メラノレウクスという鳥に基づくとも、一種の鼠の名に拠るともいう(『翻
訳名義集』六。アイテルの『梵漢語彙』七一頁)。『善見毘婆沙律《ぜんけんびばしゃり....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
と書きたいと思います。 この間うち道々よんでいる小説は「話しかける彼等」という
訳名、原名は「心は寂しい猟人」The Heart Is a Lonely Hun....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
花果的軟質の閉頭果であるから、もとより念珠にすべくもない。 菩提樹について『翻
訳名義集《ほんやくめいぎしゅう》』によれば、この樹は一つに畢鉢羅《ヒッパツラ》樹....
「解説」より 著者:原田義人
身辺の事情を反映しているものと見てよいであろう。この短編には『死刑宣告』という邦
訳名も行われている。カフカはヤーヌフとの対話のなかで、この作品を「一夜の亡霊」と....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
oman Catholic Church(ローマン・カトリック・チャーチ) 和漢
訳名 羅馬教、旧教、あるいは加特力教 一、ギリシア宗の名称 本宗原名 ....
「旃陀羅考」より 著者:喜田貞吉
認めておられたかに解してしかるべきものであろうか。 インドに云う旃陀羅は、「飜
訳名義集」にも「此云」とあって、屠殺業者の名称であったには相違ない。しかし彼らは....