訳業[語句情報] »
訳業
「訳業〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
訳業の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ルバイヤート」より 著者:小川亮作
して異論がない。 はじめ、フィツジェラルドの英訳をテクストとした森亮氏の傑れた
訳業に啓発されて、全部|有明調の文語体で翻訳したが(解説二、「ルバイヤートについ....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
士と申せば、人の税金を計理して税務署と交渉談合する役目で、これこそ他人の借金の言
訳業のようなものではないか。つまり本職も自分の借金の言訳はできないのである。私は....
「翻訳遅疑の説」より 著者:神西清
あって二あるべからざる原物の異常な双生児として生を享《う》ける――そういう達人の
訳業について語るのではない。もとよりこのような飜訳があり得ないとは言えない。一世....
「福沢諭吉」より 著者:服部之総
はじめて彼は、昨日までの中津藩小吏としての、「翻訳職人」の旗本としての、投機的著
訳業者としての、無力な灰色のインテリとしての、抑圧された久しき存在から解放され、....