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「訳述〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

訳述の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
女の決闘」より 著者:太宰治
鴎外が、かれの不思議の才能を愛して、その短篇、「塔の上の鶏」および「女の決闘」を訳述せり。 作者に就いては、それくらいの知識でたくさんでしょう。もっとくわしく....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
も伝え得ないであろうということを考えて切に読者の寛容を祈る次第である。 若干の訳述上の難点について、友人小宮豊隆君の示教を仰いだことについて、ここに改めて感謝....
無惨」より 著者:黒岩涙香
りて予に賜う予印刷して以て発布せしむ世評尤も涙香君の奇筆を喜び之を慕いて其著書|訳述に係る小説とを求めんと欲し続々投書山を為す之をもって之を見れば君が文事に於け....
老中の眼鏡」より 著者:佐々木味津三
をかけ直すと、静かに再び書見に向った。――読みかけていた一書は蕃書取調所に命じて訳述させた海外事情通覧である。 しかしその半頁までも読まない時だった。じいじい....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
が光緒三年(明治十年)にウールジー(Woolsey)のインターナショナル・ローを訳述した時には、さきに用いた「万国公法」なる名称を棄てて「公法便覧」と題し、書中....
ポラーノの広場」より 著者:宮沢賢治
前十七等官 レオーノ・キュースト誌 宮沢賢治訳述 そのころわたくしは、モリーオ市の博物局に勤めて居りました。 十八等....
思想としての文学」より 著者:戸坂潤
とだが、併しその対策として「やまと言葉」を持って来ることに較べれば、この生硬な翻訳述語で考えたり書いたりした方が、まだしも俗語的で日常的で大衆的だとさえ云えよう....
婦人改造の基礎的考察」より 著者:与謝野晶子
れたということが出来ると思います。 私は文化主義について、さきに阿部次郎さんの訳述されたリップスの『倫理学の根本問題』から多く啓発せられたのですが、近頃は高田....
ドイルを宗とす」より 著者:甲賀三郎
ホームズの推理は驚異であった。最初に読んだのは佐川春水氏が「銀行盗賊」と改題して訳述した「赤髪組合」か、それでなければ訳者を失念したが、太陽か又は太陽と同型の雑....
江戸芸術論」より 著者:永井荷風
察をなしたるかはいふまでもなく甚だ興味ある事なり。然れども遺憾ながらここにこれを訳述する事|能《あた》はざるを以て、唯ゴンクウルが何らの道徳的判断を下さず純然た....