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診
「診〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
診の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「河童」より 著者:芥川竜之介
に鼻目金《はなめがね》をかけた河童が一匹、僕のそばへひざまずきながら、僕の胸へ聴
診器を当てていました。その河童は僕が目をあいたのを見ると、僕に「静かに」という手....
「或敵打の話」より 著者:芥川竜之介
命に日を送った。しかし吐瀉は止まなかった。喜三郎はとうとう堪え兼ねて、一応医者の
診脈《しんみゃく》を請うべく、ようやく病人を納得させた。そこで取りあえず旅籠《は....
「子供の病気」より 著者:芥川竜之介
前に、何本も敷島《しきしま》へ火を移した。
Sさんは午前に一度、日の暮に一度|
診察《しんさつ》に見えた。日の暮には多加志《たかし》の洗腸《せんちょう》をした。....
「お律と子等と」より 著者:芥川竜之介
れからねちねちと、こんな話をし始めた。――昨日あの看護婦は、戸沢《とざわ》さんが
診察に来た時、わざわざ医者を茶の間へ呼んで、「先生、一体この患者《かんじゃ》はい....
「馬の脚」より 著者:芥川竜之介
い同情を表《ひょう》した。
同仁《どうじん》病院長|山井博士《やまいはかせ》の
診断《しんだん》に従えば、半三郎の死因は脳溢血《のういっけつ》である。が、半三郎....
「或る女」より 著者:有島武郎
録さん、そうおっしゃればわたし仮病《けびょう》じゃないんですの。この間じゅうから
診《み》ていただこうかしらと幾度か思ったんですけれども、あんまり大げさらしいんで....
「或る女」より 著者:有島武郎
藤がいってよこした医者がやって来た。そして貞世は明らかに腸チブスにかかっていると
診断されてしまった。
四二
「おねえ様……行っちゃいやあ……」
まるで四つ....
「小さき者へ」より 著者:有島武郎
が、四十一度という恐ろしい熱を出してどっと床についた時の驚きもさる事ではあるが、
診察に来てくれた二人の医師が口を揃《そろ》えて、結核の徴候があるといった時には、....
「星座」より 著者:有島武郎
し彼の顔は笑ってはいなかった。
* * *
隣りの間で往
診の支度をしていた母が、
「ぬいさん」
と言葉をかけた。おぬいはユニオンの第四....
「婦系図」より 著者:泉鏡花
母親は、兄の英吉の事に就いて、牛込に行っている、かれこれ便宜だから、大学の眼科で
診断を受けさせる為に出向いた、今日がその帰途だと云う。 もとよりその女の児に取....
「木の子説法」より 著者:泉鏡花
上へ引張らせると、脊は高し、幅はあり、風采堂々たるものですから、まやかし病院の代
診なぞには持って来いで、あちこち雇われもしたそうですが、脉を引く前に、顔の真中を....
「茸の舞姫」より 著者:泉鏡花
たのだと言った―― その翌月、急病で斎木国手が亡くなった。あとは散々である。代
診を養子に取立ててあったのが、成上りのその肥満女と、家蔵を売って行方知れず、……....
「初雪」より 著者:秋田滋
、そんなものが何か自分にもあるだろうか? そんなものは一つとして無かった。彼女が
診てもらった医者は、子供は一生出来まいと云った。 前の年よりも一しお厳しい、一....
「瘠我慢の説」より 著者:石河幹明
に帰らず、使を以て小栗に申出ずるよう江戸に浅田宗伯という名医ありと聞く、ぜひその
診察を乞いたしとの請求に、此方にては仏公使が浅田の
診察を乞うは日本の名誉なりとの....
「活人形」より 著者:泉鏡花
たる男あり。年は二十二三にして、扮装は好からず、容貌いたく憔れたり。検死の医師の
診察せるに、こは全く病気のために死したるにあらで、何にかあるらん劇しき毒に中りた....