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「証得〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

証得の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
虞美人草」より 著者:夏目漱石
に書き出した。 「耳に聴《き》くは声である。形と声は物の本体ではない。物の本体を証得しないものには形も声も無意義である。何物かをこの奥に捕《とら》えたる時、形も....
野分」より 著者:夏目漱石
ゅじょう》より受くる迫害の苦痛を委却《いきゃく》するための便法である。この便法を証得《しょうとく》し得ざる時、英霊の俊児《しゅんじ》、またついに鬼窟裏《きくつり....
連環記」より 著者:幸田露伴
分虫のいいことで、世の諺に謂う「雪隠で饅頭を食う」料簡、汚い、けちなことである。証得妙果の境界に入り得たら、今度は自分が其の善いものを有縁無縁の他人にも施し与え....