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証紙
「証紙〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
証紙の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「トカトントン」より 著者:太宰治
いそがしさだったようで、あの頃は私たちは毎日早朝から預金の申告受附けだの、旧円の
証紙張りだの、へとへとになっても休む事が出来ず、殊にも私は、伯父の居候の身分です....
「幸福について」より 著者:宮本百合子
さな膏薬みたいなものを貰って、十円札に貼りつけて歩いております。あれだけの小さな
証紙、あの悪い印刷の小さな膏薬みたいなような
証紙を、なんともしようのない、病人で....
「鬼」より 著者:織田作之助
探して出て来ても、旧円じゃ仕様がない」 「みすみす反古とは、変なものだね。闇市で
証紙を売っていたということだが、まさかこんな風に出て来た紙幣に貼るわけでもないだ....
「報酬」より 著者:織田作之助
てぐったりして帰って来た手には三枚の紙幣を握っていた。が、調べてみると、三枚とも
証紙の貼ってない旧円だった。葉子はわっと泣き出した。 次の夜また出掛けた。男が....