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「詔書〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

詔書の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
に降伏した者として十分に自識すべきである。この自識に徹底せざるときは、恐れ多くも詔書にお示しになった御教えから逸脱し、国際信義にもとり、世界平和と新しき問題たる....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
ience”「国王の良心の守護者」の称がある位であるから、いやしくも君主が違憲の詔書、勅書などを発せんとする場合には、これを諫止《かんし》すべき職責を有するもの....
今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
義的体育(柔道、剣道)の正科禁止。 第二期 一九四六年一月一日に天皇が「元旦詔書」を発表して、天皇自身従来絶対主権者として己れに附されていた神性を否定し、所....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
持 大伴家持は、天平感宝元年五月十二日、越中国守の館で、「陸奥国より金を出せる詔書を賀ぐ歌一首|并に短歌」を作った。長歌は百七句ばかりの長篇で、結構も言葉も骨....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
所の顕治宛 福島県郡山市開成山より(封書 書留)〕 八月十六日 昨十五日正午詔書渙発によってすべての事情が一変いたしました。 十日以来、空襲がなかなか盛で....
自警録」より 著者:新渡戸稲造
じり》を捉《とら》えたり揚足《あげあし》を取る人ならば、花を好むというは、「戊申詔書《ぼしんしょうしょ》」の華《か》を去り実《じつ》に就《つ》くというご趣旨に反....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
故障なく通過させるように」という意味であった。 始めにそういう黄色な紙に書いた詔書が一つ来てラサ府に貼られてあった。その後何枚か来まして、ちょうど三遍に沢山貼....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
うに、戦勝国の国民として世界に活動するには、海外の事情に通ずるを要す。ことに戊申詔書の聖旨のごときは、世界の大勢に伴って国運を発展するゆえんを示したまえるものな....
三国志」より 著者:吉川英治
その頃、并州の丁原、河内の太守|王匡、東郡の喬瑁などと諸将がおくればせに先の詔書に依って上洛して来たが、董卓軍の有様を見て皆、なすことを知らなかった。 後....
三国志」より 著者:吉川英治
って、董卓の首を打落し、剣尖に刺して高くかかげ、呂布はかねて王允から渡されていた詔書をひらいて、高台に立ち、 「聖天子のみことのりにより、逆臣董卓を討ち終んぬ。....
三国志」より 著者:吉川英治
参らせた。 白波帥とは、何者の党か。 帝には、ご存じもない。 いわるるまま詔書を発せられた。 いかに乱世でも、思いがけないことが降って来るもの哉――と、....
三国志」より 著者:吉川英治
、伏皇后の父君にあたる伏完のやしきへ持たせてやったのである。忠節無二な穆順は、御詔書を、髻の中にかくして、この命がけの使いに、一夜禁門から出て行った。 朝臣の....
三国志」より 著者:吉川英治
接、漢朝へ迫って、天子に奏し、ここに勅命をいただいて来た」 と、華※は懐中から詔書を取り出して、一同に示したうえ、 「謹んで聴かれよ」 と、声高らかに読みあ....
三国志」より 著者:吉川英治
さきに街亭の責めを負うて、孔明は丞相の職を朝廷に返していた。今度、成都からの詔書は、その儀について、ふたたび旧の丞相の任に復すべしという、彼への恩命にほかな....