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詞花
「詞花〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
詞花の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「猿飛佐助」より 著者:織田作之助
っていた凡そ六年の間、万葉はもとより、古今、後撰、拾遺の三代集に、後拾遺、金葉、
詞花、千載、新古今の五つを加えて、世にいう八代集をはじめ、源実朝卿の金|槐集、西....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
答うる者なく、ただその前インドの知事か何かだったシンクレーヤーという人から『希臘
詞花集《アントロギアイ・グライカイ》』中のテオドリダス(西暦紀元前三世紀)とアン....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
って、 「お前に読まれると、馬内侍《うまのないし》が泣きだす。……その歌は、『続
詞花《しょくしか》』に載っている。……梨壺の五歌仙といって、赤染衛門《あかぞめえ....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
文学でない性質を含んでいる、勅撰和歌集、二十一代集、『古今集』の伝統が『金葉』『
詞花』で衰える、『千載集』の後また『古今集』伝統が復活する、これが中世文学の開始....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
が恋は あひそめてこそ まさりけれ 飾磨の布の 色ならねども 唄わないお通は、
詞花集か何かにあった、そんな歌など胸につぶやいていた。 便りもそこへ来ていると....