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詣で来
「詣で来〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
詣で来の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「清心庵」より 著者:泉鏡花
いまなお残りて、松の蔭の処々に数多く、春夏冬は人もこそ訪わね、盂蘭盆にはさすがに
詣で来る縁者もあるを、いやが上に荒れ果てさして、霊地の跡を空しゅうせじとて、心あ....
「父の墓」より 著者:岡本綺堂
墓標の前に跼まれば、父が世に在りし頃親しく往来せし二、三の人、きょうも我より先に
詣で来りて、山吹の黄なる一枝を手向けて去りたる所志しみじみ嬉しく、われも携え来り....