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試掘
「試掘〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
試掘の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
石油が発見され、陜西、甘粛、四川に油の出ることは世人の知るところである。大規模な
試掘を強行せねばならぬ。石炭液化も今日まで困難な路を歩んで来たが、そろそろ純日本....
「爆弾太平記」より 著者:夢野久作
暮だよ。強ちに北九州ばかりとは云わない。全国各地の炭山、金山、鉱山の中に、本気で
試掘を出願しているのがドレ位あると思う。些くとも半分以上はこの「ドン」欲しさの試....
「石油の都バクーへ」より 著者:宮本百合子
るのである。 二露里ばかり行ったところに白石油だけが出る油田があった。数ヵ所で
試掘が行われてい、その工事監理の事務所が風当りのつよい丘の上にバラック建でつくら....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
売れるとなると、金は例の有名な物神崇拝性という魔術を振い始める。有形無形の金鉱が
試掘され又は
試掘権が売れ始める。或る者はショーヰンドーで街頭の金鉱を
試掘する。金....
「大衆闘争についてのノート」より 著者:宮本百合子
らき、シュー撃ときまり、警鐘を乱打し、ガソリンポンプと四台の手押ポンプを押し出し
試掘事務所をめちゃめちゃにし、中山村長宅をおそった。 三百数十名のケン挙。 ....
「百姓弥之助の話」より 著者:中里介山
二三日放置して完全に燃焼炭化しきった頃を見はからって掘出しにかかる、この試験では
試掘の時機が少し早過ぎた為に不燃焼の部分が多少残って居た、今度はその点に注意する....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
相当な名手らしく、はじめ家康は能楽師として彼を召抱えたのである。ところが彼は金山
試掘を建議し、言のままに伊豆北山を掘らせると多量の金がでた。つづいて佐渡に金山を....
「あなたも私も」より 著者:久生十蘭
。もういちど大きく乗りだしたいと焦《あせ》っている……恵那《えな》のウラニウムの
試掘の件で、秋川にまとまった金をだしてもらいたいのだが、神月は、秋川を恐れている....
「怪異黒姫おろし」より 著者:江見水蔭
公儀に向っては、信州黒姫山の麓には、金脈有り気に見えまするで、佐渡へ上下の折々に
試掘致しとう御座りまする。但し人目に触れぬように内密に立廻り致しますると、ウマイ....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
ら陜西、四川にわたる地区は世界的油脈であると推定している有力者もあると聞く。断固
試掘すべきである。 その他必要な資材は何れも必ず生産し得られる。機械工業につい....