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「詩体〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

詩体の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
奇遇」より 著者:芥川竜之介
る。壁には四幅《しふく》の金花箋《きんかせん》を貼って、その上に詩が題してある。詩体はどうも蘇東坡《そとうば》の四時《しじ》の詞《し》に傚《なら》ったものらしい....
詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
しりと造られている、骨骼の逞《たく》ましいリズミカルのもの、即ちクラシックの形式詩体でなければならない。けれども彼等は、既に象徴派を経てシンボリズムの洗礼を受け....
詩語としての日本語」より 著者:折口信夫
の律動によって、新しい詩型は生れる筈だったが、それを考える事すらしなかった初めの詩体は、決して初めの時代だけに終らなかった。晩翠が出て初期の詩形をある点まで急速....
郷愁の詩人 与謝蕪村」より 著者:萩原朔太郎
ないだろう。しかもこれが百数十年も昔、江戸時代の俳人与謝蕪村によって試作された新詩体の一節であることは、今日僕らにとって異常な興味を感じさせる。実際こうした詩の....