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詩劇
「詩劇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
詩劇の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「道標」より 著者:宮本百合子
場人物が善玉・悪玉に固定されているような点に難があったが、ベズィメンスキーのその
詩劇は、五ヵ年計画から出現した工場の突撃隊《ウダールニキ》の活動を主題としたもの....
「ソヴェトの芝居」より 著者:宮本百合子
る電車製作工場内で、組織されたばかりのウダールニクが経験した闘争、犠牲、勝利を、
詩劇にした。 この演出をやったのは、メイエルホリド自身ではない。ザイチコフ、コ....
「ソヴェト文壇の現状」より 著者:宮本百合子
ている文学理論が、これまでも頻りに「ラップ」内で批判の目標となった。例えば、彼に
詩劇「射撃」という作がある。ソヴェト五ヵ年計画開始とともに、或る電車製作工場に生....
「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」より 著者:宮本百合子
九二九年、ラップが「大衆の中へ!」というスローガンをかかげていた頃「射撃」という
詩劇を書いた。 或る電車製作工場内におけるウダールニクの組織のための闘争とその....
「詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
叙事詩に類する別の韻文は、劇詩と称するものであって、これの舞台に於ける様式を
詩劇と言う。この劇詩や
詩劇やが、普通の科白劇とちがうところは、後者が「知性の意味....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
て、初めは田舎《いなか》の歌劇に歌手として乗り出したのであったが、巡回興行主から
詩劇にたいする才能を認められて、その方へ向けられたのだということを、説明してきか....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
士が嫌《きら》いだ。フランスには詩人はいないのか。」 シルヴァン・コーンは彼を
詩劇へ連れていった。 フランスには詩人がいた。偉大な詩人さえもあった。しかし芝....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
て、彼はあまり趣味をもたなかったばかりでなく、フランスの芝居の言葉は、ことにその
詩劇において、この上もなく虚偽なもののように彼には思えた。その散文も韻文も、民衆....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
種々の理由から、私はその計画を中止したのである。 私はまた、一世代のこの長い
詩劇への結論として、人生の偉大な闘士が朗らかにはいりこむべき、一種の「自然交響曲....
「後記にかえて〔『教祖の文学』〕」より 著者:坂口安吾
。 私は今も、楽器をかゝえ、野山をヘンレキして、ひなびた村の門に立って、自作の
詩劇を唄う旅人を考える。それは私の姿である。 私には、女房や子供と一つ家に静か....
「あるニュウ・フェイスへの手紙」より 著者:岸田国士
ちょっと気の利いたメロドラマにすぎない。しかし、そのセリフの文体に至っては、韻文
詩劇として、古今稀にみる奇想と名調子とに満ち満ちている。甘美にすぎて、悪趣味に陥....
「演劇の様式――総論」より 著者:岸田国士
、人物を素材としたもの。 諷刺劇 人間社会を対象とし、これを諷刺的に扱つたもの。
詩劇 (または韻文劇)文体としての詩的表現による戯曲の上演。 宗教劇 宗教的な題....
「三国志」より 著者:吉川英治
あった。その点は原書も大いに意を用いたらしく思われるが、私の場合も、一種の民族的
詩劇を描くつもりで書いていった。同時に、そうした妖しき粉彩も音楽も、背景も一切削....