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「詩史〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

詩史の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
われるほどの親藩でありながら、大義名分を明らかにした点で。『常陸帯』を書き『回天詩史』を書いた藤田東湖はこの水戸をささえる主要な人物の一人として、少年時代の半蔵....
無題(五)」より 著者:宮本百合子
ついて。鏡花、よくも化け抜いた! いつぞや中央公論新年号に出た日夏耿之介氏の明治詩史中、蒲原有明に対する評とともに、忘れ難い印象だ。「有明は自己の渋晦さをより明....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
室。そういう風です。だが、床の間には祖父が書いて貰って昔からかかっていた安積事業詩史という字一杯の双幅がかかって居り、書院の柱には天君泰然百體從令、心爲形役乃獸....
遠藤(岩野)清子」より 著者:長谷川時雨
悲しい結びつきであった。泡鳴氏にしても、大正四年四月、「新体詩作法」と、「新体詩史」を合したものを提出して、博士論文を要求していたのだが、審議に上《のぼ》って....
詩語としての日本語」より 著者:折口信夫
にもそれを求める事が出来なかった。何よりも、その詩の音調の卑俗な事は、たとい新体詩史をどんなに激賞しても、中西梅花・宮崎湖処子を尊敬させはしないのである。北村透....
曙覧の歌」より 著者:正岡子規
ほ》が自己の経歴を詳《つまびらか》に詩に作りたると相《あい》似たり。古人が杜詩を詩史と称えし例に傚《なら》わば曙覧の歌を歌史ともいうべきか。余が歌集によりてその....