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詩篇
「詩篇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
詩篇の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「桜桃」より 著者:太宰治
われ、山にむかいて、目を挙《あ》ぐ。 ――
詩篇、第百二十一。 子供より親が大事、と思いたい。子供のために、などと古風な....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
再び鐘鳴器が鳴りはじめて、今度はラッサスの讃詠を奏ではじめたのであった(ダビデの
詩篇第九十一篇)。
夜はおどろくべきことあり
昼はとびきたる矢あり
幽暗には....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
に取りかわす。
二時間ばかりすると、明日は「おしめり正月」との言いつぎが来た。
詩篇を出して、大声に第六十五篇を朗詠する。
『爾地にのぞみて水そゝぎ、大に之を....
「ルバイヤート」より 著者:小川亮作
を侵略して数多の財宝を掠取した。 〃 ダヴィデ――聖書に見えるイスラエルの王で『
詩篇』の作者。イスラム教徒は彼を美声の歌手の典型と考えている。 136 イラク―....
「ウィリアム・ウィルスン」より 著者:佐々木直次郎
放埒な乱行をもって知られている。 (3)the dim valley――旧約聖書
詩篇第二十三篇第四節に出ている「死のかげの谷」のこと。 (4)leading-s....
「海神別荘」より 著者:泉鏡花
函入新装の、一千巻、一架の内容は、宗教四十巻、叙事詩四十巻、戯曲四十巻、その他の
詩篇六十巻。歴史六十巻、小説百巻、と申しまするデュオデシモ形と申す有名な版本の事....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
馴鹿・かんがるう・野犬のすべてがいかに平和と穏順の半神的象徴であるかを一々古今の
詩篇・散文・学説からの文句を引いて例証した。そして彼は、動物に対する感情の相違は....
「潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
云々するのではない。 「ヒルデブランドの歌」につづいて、「英雄之書」、「グドルン
詩篇」などとともに、じつに民族の滅びざるかぎり、不朽の古典なのであるから……。 ....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
あり。 ヂール(地)Deal. チャイルド・ハロルド Child Harold.
詩篇の名。 ヂェンニイ・リンド(人)Jenny Lind. スウェーデン人ゴール....
「詩語としての日本語」より 著者:折口信夫
られていないのだということを示す、最もふさわしい証拠になってくれている。象徴派の
詩篇の、国語に訳出せられたものは、実に夥しい数である。だが凡、こんな風にわれわれ....
「熱情の人」より 著者:久保栄
小山内先生は、大学の卒業論文が英国の
詩篇の研究であったばかりでなく、文壇へのデビユも「小野のわかれ」「夢見草」に収録....
「青春の息の痕」より 著者:倉田百三
の心の奥に聖地を築きたい。そしてそこに最後の魂の憩場所を見いだしたいと存じます。
詩篇のなかに「みよ、神の道をたのしむものの足はいかに美しきかな」という言葉があり....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
いて一場の熱烈な演説を試みると、バアリイはポケットから一冊の祈祷書を取り出し、「
詩篇」五十五章の一節を、震える指先で示した。エセックスが読むと、「血を流すものと....
「大ヴォローヂャと小ヴォローヂャ」より 著者:神西清
まえに、ソフィヤ・リヴォヴナは僧院にオーリャを訪ねた。が、オーリャは死者のために
詩篇を誦みに外出しているとかで、会えなかった。僧院の帰り途に父親の家へ行って見た....
「ベートーヴェンの生涯」より 著者:片山敏彦
二月二十八日にヴィーンでロマン・ロランが朗読したものである。 **原注――『西東
詩篇』(〔West-o:stlicher Divan〕)のゲーテの序文。――ベー....