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「詩聖〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

詩聖の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
五に、神社合祀は愛国心を損ずることおびただし。愛郷心は愛国心の基なり、とドイツの詩聖は言えり。例せば、紀州地方より海外に出稼ぐ者多きが、つねに国元へ送金するに、....
婦系図」より 著者:泉鏡花
かねて約束の、あの、ギョウテの(エルテル)を直訳的にという註文で、伝え聞くかの大詩聖は、ある時シルレルと葡萄の杯を合せて、予等が詩、年を経るに従いていよいよ貴か....
ルバイヤート」より 著者:小川亮作
ラシックに列せられている。オマル・ハイヤームの名はこうして世界的なものとなった。詩聖ゲーテはその有名な『西東詩集』の中で、人も知るごとく、ペルシア語の原文さえも....
悪魔祈祷書」より 著者:夢野久作
たよ。……何でもそのゲーテの詩集が出ました千七百八十年の夏でしたか秋でしたかに、詩聖のシルレルが、その第一版を買って読んでいる中に、 「コンナ下らない詩集なんか....
十二支考」より 著者:南方熊楠
《しらいごんぱち》の人殺しは郷里で犬の喧嘩に事起ったと、講談などで聞く。西洋にも詩聖ダンテまで捲き添えを食わせたゲルフ党とギベリン党の内乱は全く犬の喧嘩に基づい....
千世子(二)」より 著者:宮本百合子
にすすり泣く悲しみがある。 悲しみなしの喜びは世の中に必してない。 いかなる詩聖の言葉のかげにも又いかばかり偉大な音楽家の韻律のかげにもたとえ表面《うわべ》....
オフェリヤ殺し」より 著者:小栗虫太郎
tier, it is per stages" 〔訳文〕 彼は舞台の上よりして、詩聖がその最も愛するもののために作りし章句を唱わん。――隠れたる最奥の紅玉石よ、....
芸術と数学及び科学」より 著者:三上義夫
ギリシアの建築でも、彫刻でもまことに立派なものであった。 ギリシア文化の歴史は詩聖ホメロスの詩篇をもって始まる。その詩篇の如何に優美であるかは、人皆これを知る....