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詩賦
「詩賦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
詩賦の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
のである。清蔵に明和元年五月十二日生れの嫡男|専之助というのがあって、六歳にして
詩賦を善くした。本皓がこれを聞いて養子に所望すると、清蔵は子を士籍に復せしむるこ....
「灰燼十万巻」より 著者:内田魯庵
永く後世をして転た浩嘆せしめる。近頃之を後人の仮作とする史家の説もあるが、聖経、
詩賦、文章、歴史等古代の文献が尽く猛火の餌食となって焔々天を焦がし、尊いマニュス....
「連環記」より 著者:幸田露伴
いていたが、寂心の師事した文時は実に古人六世の孫であり、匡衡の如きも亦文時に文章
詩賦の点竄を乞うたというから、定基も勿論同じ文雅の道の流れのものとして、自然保胤....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
烏臨家向」という五言臨終一絶を作り、懐風藻に載った。皇子は夙くから文筆を愛し、「
詩賦の興は大津より始まる」と云われたほどであった。 この歌は、臨終にして、鴨の....
「上野」より 著者:永井荷風
に及ぶまい。墓地本道の左右に繁茂していた古松老杉も今は大方枯死し、桜樹も亦古人の
詩賦中に見るが如きものは既に大抵烏有となったようである。根津権現の花も今はどうな....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
だ興り得ない、精神の放蕩であった。私どもの祖先が、日本語の歌と同時に、漢魏六朝の
詩賦に魅せられ、それを真似うるようになるためには、そのような文化的感応と欲求とが....
「雪」より 著者:中谷宇吉郎
シ以テ天下ノ豊年ヲナス 第十二 学者雪ニヨリテ理学ノ諸支ヲ悟り詞人画工ニ至ルマデ
詩賦《しふ》ノ工《こう》ヲ添ヘ山川ノ美景ヲ図《ず》セシム 第十三 雪ノ潔瑩《けつ....