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詰番
「詰番〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
詰番の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「魔像」より 著者:林不忘
尾喬之助に辛《つら》く当って悦《よろこ》んでいる。その喬之助が、今日出仕して来て
詰番一統に改まって年始の礼を述べないといって、組与頭《くみよがしら》戸部近江之介....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
ことだが、六兵衛としては五百両なげだした大事なネタ。夜のあけるのを待って浅草橋の
詰番所《つめばんしょ》へ、恐れながらと訴え出た。 物が物だけに、
詰番所の番衆で....
「平賀源内捕物帳」より 著者:久生十蘭
《きょうしょう》ぶりときたらなんと譬えようもない。 象は、あわてて麹町一丁目の
詰番所|傍《わき》の空地《あきち》へ引込んで葭簀《よしず》で囲ってしまい、ご通路....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
をかがやかせて立ち帰るそうだ。そこで安く積っても四千石や五千石の捨扶持と、笹の間
詰番頭のお役付が、帰る先にはブラ下がっている。同時にお千絵様と婚礼の式をあげ、昔....
「大岡越前」より 著者:吉川英治
の裏から出た。 その間に、小林勘蔵は、もいちど役宅の同心部屋へ馳けてもどり、夜
詰番へ、何かいいのこして、数寄屋橋のたもとへ出て来た。 「人目に立つ。駕籠を拾お....