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詰込み
「詰込み〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
詰込みの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「赤げっと 支那あちこち」より 著者:国枝史郎
て了った。 さて、飴のように固まった阿片を今度は煙斗(煙管なのだ)の小さい穴へ
詰込み、その穴を煙灯の火にかけてあぶり、阿片が燃えて煙を出すのを待って喫うのだが....
「三稜鏡」より 著者:佐左木俊郎
。私は鋸でその首を切断して、その首が楽に這入るほどの大きな瓶にナフタリンと一緒に
詰込み、更に白木の小さな箱棺に納め、女房の墓と並べて葬ったのであった。犬の骨壺の....
「怪談牡丹灯籠」より 著者:三遊亭円朝
も角もいらっしゃるならばお供をいたしましょう」 と弁当の用意を致し、酒を吸筒へ
詰込みまして、神田の昌平橋の船宿から漁夫を雇い乗出しましたれど、新三郎は釣はした....
「千曲川のスケッチ」より 著者:島崎藤村
のことで、亭主は牛肉を包んだ新聞紙をもめずらしそうに展げて、読んだ。W君はあまり
詰込み過ぎたかして、毛布を冠ったまま暫時あおのけに倒れていた。 炭焼、兎狩の話....
「壊滅の序曲」より 著者:原民喜
らで五日市町の方へ出向くことはなく、いつもリュックサックにこまごました疎開の品を
詰込み、夕食後ひとりいそいそと出掛けて行くのであったが、ある時、正三に「万一の場....