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話本
「話本〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
話本の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ずっと後の人がイソップに托《かこつ》けて書き集めたものという、しかし何に致せ西洋
話本の親方としてその名声を争うものはない、「亀と兎の競争の話」はこの物語に出た諸....
「牡丹灯記」より 著者:田中貢太郎
と雖も、一霊未だ泯びず、燈前月下、五百年歓喜の寃家に逢い、世上民間、千万人風流の
話本をなす。迷いて返るを知らず、罪|安んぞ逃るべき。 金蓮は、 伏して念う、某....
「旅愁」より 著者:横光利一
なさるだけで、一年に一ぺんお顔が見られたもんだそうですよ。それにあなたの昨夕のお
話本当なら、それはお父さん、愕きなさるわ。」
六十に近い年にしてはまだ頬の皺も....
「潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
、何かもの云いたげであった。 そして、そのいいしれぬ神秘と詩味は、蒼味の強い童
話本の挿画のようであったが、今朝の惨劇に時を同じくして起ったこの奇蹟には、なにか....
「決闘」より 著者:神西清
さんから、旦那様がお亡くなり遊ばしたとか伺って参りましたの。まあ、あなた、このお
話本当でございますの?」 「ええ、本当ですわ。あの人は亡くなりましたの」とナヂェ....
「牡丹灯籠 牡丹灯記」より 著者:田中貢太郎
も、一霊|未だ泯びず、燃前月下、五百年歓喜の寃家に逢い、世上民間、千|万人風流の
話本をなす。迷いて返るを知らず、罪|安んぞ逃るべき。 金蓮は、 伏して念う、某....