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詳記
「詳記〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
詳記の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「陣中日誌(遺稿)」より 著者:山中貞雄
前のような悪友どものお交際が出来るか、どうか、このところ、もう大変な弱気です。(
詳記するを許されませんがこの六ヶ月はコタエマシタ) 近く病院が移動するらしいで....
「特許多腕人間方式」より 著者:海野十三
主文を、次のように拵えた。 特許請求ノ範囲 本文ニ記載ノ目的ニ於テ、本文ニ
詳記シ且別紙図面ニ付説明セル如ク、略ボ腕ト等効ナル動作ヲナス機械腕ヲ、腕関節ノ運....
「支倉事件」より 著者:甲賀三郎
工教授佐藤氏の鑑定で、田辺裁縫女学校長の分は次の通りである。 鑑定 以上
詳記せる如くにして、之を要するに黒色繻子に藍鼠鹿子形|捺染メリンスの腹合帯にて幅....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
経歴は、一たび優のために頓挫したが、その後は継続して今日に至っている。なお下方に
詳記するであろう。二十八年には保の三男純吉が七月十三日に生れた。二十九年には脩が....
「瘠我慢の説」より 著者:木村芥舟
の時事新報に出たる瘠我慢の説に対する評論についてと題する一篇に、旧幕政府の内情を
詳記したるは、いずれ先生の御話に拠りたるものなるべし、先生には能くもかかる機密を....
「本朝変態葬礼史」より 著者:中山太郎
墓地において、老婆が鎌を以て妊婦の腹を切開して葬ることが、アイヌの足跡と云う書に
詳記してある。福島県のそれと全く同じものである。なお同県の安達ヶ原の故事として、....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
身もその説に感服する。 ○米の料理は秋の巻の付録に日本風五十種西洋風五十種を
詳記せり〔秋の巻付録「米料理百種」〕。 第二百八十二 米料理 お登和嬢は何....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
であったりすることは、船島の試合の手口から考えて甚だおかしい。有名だからここには
詳記しないが、武蔵と小次郎との試合では、試合う前に、武蔵が精神的に七分の勝ちをつ....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
事件程度にしか記録されてないのだ。むしろ他の宮廷行事や社寺参詣などの方がはるかに
詳記されている。 ――ついに来るものが来た、ぐらいな公卿の一般心理だったかもわ....