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詳説
「詳説〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
詳説の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「四条畷の戦」より 著者:菊池寛
内等の野伏の混成隊を以て、生駒山方面の敵を牽制して居る。『太平記』は正行の奮闘は
詳説するくせに、此等の諸軍の動静を閑却して居るが、師泰なんか四条畷戦後、北畠軍に....
「妖怪学」より 著者:井上円了
るのあまり、これを迎えてその結果を示すに至るというよりほかなし。 今、その理を
詳説するに、およそ未来のことは、善も悪も吉も凶も、ともにその前に原因ありて起こる....
「「ケット」と「マット」」より 著者:喜田貞吉
れはまさにアイヌ語大を意味するポロであるに相違ない。マタギの事はいずれ改めて他日
詳説の機あらんことを期するが、彼らがもと山間に遺留した蝦夷の流れであることには疑....
「くぐつ名義考」より 著者:喜田貞吉
と自分は考えている(この事は近ごろ流行の邪馬台国の研究に関連して、いずれ本誌上で
詳説したい積りである)。そしてその狗奴はすなわちクマで、もと「狗」の字に意義はな....
「間人考」より 著者:喜田貞吉
じてハセツカベと呼ばれたのに不思議はない。同じ土師の名を伝うるハチ(この事は後に
詳説する)がその職業によって、御坊と呼ばれ、番太と呼ばれ、茶筅或いは簓と呼ばれ、....
「エタに対する圧迫の沿革」より 著者:喜田貞吉
、ほぼその状態を推測することが出来る。この事は別項「特殊部落の人口増殖」の編中に
詳説しておいたから、ここには略するが、要するに、彼らがもと数に於いて甚だ少いもの....
「特殊部落の人口増殖」より 著者:喜田貞吉
活困難を来す事となったのである。これらの事情は別項「エタに対する圧迫の沿革」中に
詳説しておいたから、それを見合せてもらいたい。 徳川時代を通じて我が全国に於け....
「エタ源流考」より 著者:喜田貞吉
出来ない。たといその出所いかなる人であっても。これらの経緯は、別項「青屋考」中に
詳説して、ここに略するが、要するに、彼らは、単に職業上の誤解から、その仲間にされ....
「「特殊部落」と云う名称について」より 著者:喜田貞吉
本編は上掲諸編の記事と重複するところことに多きを校正の際心付きしも、今さら改むる能わず。幸いに概論に対する下手なる
詳説として、寛宥あらんことを乞う。(貞吉) 明治・大正の今日にも、特殊部落の名....
「牛捨場馬捨場」より 著者:喜田貞吉
拾う権利であるかと思われる。しかしこれらは問題の牛馬捨場以外のものであるから今は
詳説せず、筆のついでに書きとめておくに止める。 これを要するに牛捨場馬捨場とは....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
に、その活躍も目立たしく、史料も比較的豊富に遺されている。よってここにややこれを
詳説して、一般浮浪民の流れ行く道を具体的に示すの一例として提供したい。 祇園社....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
ろが多かるべきを疑わないが、自分はいまだ親しくこれを調査するの機会を得ず、ここに
詳説するをえざるを遺憾とする。 興福寺の五箇所・十座の唱門は、非人中の番非人の....
「特殊部落ということについて」より 著者:喜田貞吉
ているのである。この事は京大助教授今西文学士が、「芸文」(大正七年四月号)誌上に
詳説せられたところである。内容が改まらねば一旦差別を撤廃しても再び他の差別が起っ....
「放免考」より 著者:喜田貞吉
いとまで解せられたのだ。 非人のいかなるものかについては、いずれ改めて本誌上に
詳説する予定であるが、要するに非人とは公民に非ずの義にほかならない。したがってか....
「濫僧考」より 著者:喜田貞吉
転んでもただは起きるな」というのである。この地方官の虐政の事は、他日別に本誌上で
詳説する予定であるが、ともかくもこんな有様であったから、諸国の公民は自らその公民....