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詳論
「詳論〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
詳論の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「善の研究」より 著者:西田幾多郎
の別があるともいえる。これらの点を明にするにはいわゆる客観、実在、真理等の意義を
詳論する必要はあるが、極めて批評的に考えて見ると、純粋経験の事実の外に実在なく、....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
革命の状態、仏教の予言等から、三十年後の最終戦争は必ずしも突飛とは言えないことを
詳論した。更に、第一次欧州大戦までは世界が数十の政治的単位に分かれていたのがその....
「読書法」より 著者:戸坂潤
れる。 第五章「経済学と統計学」とは前章の問題を特に社会科学・経済学・に就いて
詳論したもので、次の要点を以て結ばれている。曰く、経済生活は何等の「論理的」恒数....
「大衆文芸作法」より 著者:直木三十五
ある。以下、私は各論にはいるのであるが、そこで各種類の中に、内容と文章とを合せて
詳論したいと思っているから、ここではこれ位に止めることにしよう。 第五章 時....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
ことは出来ない。 白石はなおこの他にも広く古典および支那の歴史などを引用して
詳論するところがあったので、遂にその意見が採用せられることとなって、秋元但馬守は....
「生の拡充」より 著者:大杉栄
人類の間に征服者と被征服者との両極を生じた。このことはすでに「征服の事実」の中に
詳論した。 被征服者の生の拡充はほとんど杜絶せられた。彼等はほとんど自我を失っ....
「連句雑俎」より 著者:寺田寅彦
ないが、少なくも原理的にはそこに根本的な相違が存在する。この点についてはまた別に
詳論する必要があるが、簡単に言えば次のようにも言われる。すなわち普通の詩歌の相次....
「映画芸術」より 著者:寺田寅彦
るとも言われる。 夢の心理と連句の心理の比較についてはかつて雑誌「渋柿」誌上で
詳論したからここでは略する。そうしてそこで論じたことはほとんどそのままにまた映画....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
ran. 日本の状態は多くの点において支那の状態に似ているから、従ってこれを
詳論することは過度の反覆になってしまうであろう。モンテスキウは、この国の人口稠密....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
べき子供の数について想定をしている。しかし彼はもっと大きい数が妨げらるべき方法を
詳論していないのであるから、私はただ、彼は人口と食物との幾何比率と算術比率とを認....
「芸術と数学及び科学」より 著者:三上義夫
うけれども、しかもダンテの詩が稀世の傑作であったことに変わりはない。 今委細に
詳論することはできないが、中世時代の未だ文化の開けない時代からして、科学の発達に....
「文化史上より見たる日本の数学」より 著者:三上義夫
のものは成り立ち得たのであろうと考える。これについては研究がまだ不充分であるが、
詳論は別に企て、準備中である。 この種の研究は、これを和算の各部分全体について....
「武士を夷ということの考」より 著者:喜田貞吉
と解するをも要せざるべし。 なお、さらに思うに、すでに「夷俘・俘囚の考」中にも
詳論したるがごとく、わが古史に蝦夷とあるものは、普通にその生蕃のみを指し、彼らの....
「長吏名称考」より 著者:喜田貞吉
とか、右の文書に見える小法師の類みなこれで、これらは沙門と賤者の関係を説く場合に
詳論したい。 右の文書に見えるものは京都清水坂の非人長吏の事であるが、他の非人....
「病牀苦語」より 著者:正岡子規
もあり初心だと思う事もあり、しっかりとつかまえる事が出来んから、更に他日を待って
詳論するであろう。 露月はよほどわかりかけていてまだ少しわからぬ処がある。真面目....